個人間融資サイトが本当に怖いと思うこと
2018年06月26日 16時43分
お金を払いますから、貸してくださいというもの。
はいはい、10万円貸すので、トイチね、トイチ知らないの?
10日で1割だよ。10日後に11万円返してくれたらいいの。
金利高い?じゃ、ダメだね。即金だったのに。
なんじゃこりゃ?
本当の話しです。書き込みではわからないことですが、闇金業者のトイチは良くある話しです。
このような会話で、借りないのならそれで良いのですが、その前に、少し困ったことがあるのです。
それは、最初の会話でお金の話しをする前に、完全に個人情報を話していることです。
個人情報とは、個人間融資に必要な項目と言われたのなら話すことになります。
審査ではないのですが、名前と電話番号は絶対です。
これは振込に必要です。なのに、住所、勤務先、実家等もすべて聞き出します。
その上で、トイチの話しです。断ったとしても私の情報がすべて伝わっています。
そこからが、怒涛のスパムメールと電話。目的としては、個人情報だけという場合もあります。
詐欺師の手口
個人間融資サイトの詐欺は、たいてい最初に数千円の振込を保証料と称して搾取する程度です。その後、ぱったりと連絡が来なくなります。
当然個人情報は伝えていますから、スパムメールの嵐です。
個人情報はどこに売られたのかは不明ですが、とにかくたくさんメールで参ってしまいます。
一番怖いのが
数千円の被害ではなく、口座買取、携帯電話の買取を称して契約させられてしまう等、取り返しのつかない被害です。口座は、アナタの口座がそのままお金になるというものです。単に通帳とキャッシュカードを渡すと、数万円の振込があります。もちろん融資ではなく、もらえるお金です。口座が売れるのだと喜んでいると、その後大変なことが起きます。
それは、この口座が架空口座として使用されるのです。なんと名義人はそのまま。
ということは、アナタが犯罪者になるだけではなく、その金融機関との付き合いができなくなってしまうのです。
いくら説明をしても、一度架空口座を使われたら最後です。非社会的団体の方は、銀行口座を作ることができないのです。携帯電話では、契約をして、機種を送るとすぐに代金を払うというものですが、機種を送った途端、連絡が不通になります。その送り先が局留めになっていることが多いので、追いかけることもできないです。
自分は被害者なのに
そうです。被害者なのですが、犯罪者になってしまう場合があります。こんなときには警察ではなく弁護士に相談をしてください。
それも闇金対策の弁護士が良いでしょう。